トップページ > 百人一写
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関
花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに
我が庵は 都の辰巳 しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも
鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき